2019年01月02日

SIGINT? ESM?



今回は詳しく知ってる方がいらしたら逆にお教え頂きたいなと思いながら書いています。

L3 linkabitから出ている歩兵向けのSIGINTモジュールがセットになった物を背負った陸軍の兵士の画像をTwitterでアップしてらっしゃる方がいらして興味を持ちました。
そのポストに添付されていたURLです。
https://www.c4isrnet.com/dod/army/2018/10/22/how-the-army-is-improving-tactical-cyber-operations/
記事の内容は旅団規模の部隊の中でEWをどうやっていくか、みたいな感じです。抽象的で僕はイマイチ理解できませんでした。

背負っているモジュールはPRD-13(v)3という方向探知(DF)アンテナとレシーバー、バックパック、表示用のデバイスがセットになった物です。


アンテナ(MA-445C)、レシーバー(MD-407A)とバッテリーを合わせて、少なくともシステム全体で16kg以上の重量が有るようです。

周波数のカバレッジは2-3000MHzとかなり広く、また方向探知の精度はカタログスペックで3°-9°となっています。

SIGINTと言うよりもESM用途向けな気がします。
方向探知はこのように表示されるそうです。



分隊規模で運用するのか小隊規模で運用するのか知りませんが、2〜3名このセットの操作員が居ればそこそこ正確な電波発信源の位置が掴めそうですね。

また2-3000MHzのカバレッジが有れば無線での音声通信からデータリンク、携帯電話の発信まで探知出来ますから、かなり多くの用途に使えそうです。
これより旧式の物はやはりアンテナもレシーバーも大きさ重量共に1人で運用出来そうな物では無かったので画期的な進歩なのでしょうか。



また、これと似た組み合わせ&用途のものとしてMongoose Cooperative Digital Direction Finding Systemが有ります。


こちらはかなり用途が絞られ、30-512MHzのデジタル&アナログ無線通信(周波数ホッピング含む)のみを探知出来るようです。


こっちはかなりよく見かけますよね。
方向探知の精度も2°刻みなので素晴らしいです。

面白いですね。色々な機器が有って。

Electronic Warfareは専ら空や海の領分かと思っていましたが、CYBERという括りで陸上部隊でもどんどん試行錯誤が進んで、個人で持ち運べるESMモジュールを作ってしまうアメリカ合衆国という国は本当に凄いなと改めて思いました。
これらの機器がどのように運用されているのか、詳しくご存知の方いらっしゃいましたら是非お教え下さい。  

Posted by 一飛曹 at 20:27Comments(0)OTHER